人と接すると、周りの空気を読んで行動することがあるだろう。
しかし、それは自分の本心ではなく、その場に合わせている。
自分を抑制しすぎて、行動すらできなくなってはいないだろうか。
周りからどう見られているのか気にしてしまう
自分がどう見られているのか、
気にしてしまうことはないだろうか?
知らないところで陰口を言われたり、
直接怒られたりしそうで怯えていたり。
実際には、人間関係や他人の評価はそう簡単には変わらないが、
もし変わってしまったらと怯えているのだ。
自分の言動や行動によって、
そうなってしまわないように。
気が付いたら、他人から都合のいい人になっている
他人との関係性が崩れないようにしていると、
気が付けばその人たちから、都合のいい人になっている。
自分のことを、頼めば何でも引き受けてくれる人や、
ダメ元で頼んでも引き受けてくれると。
他人から怒られたり、人間関係が崩れないようにしていると、
その代償として終わらない仕事が積み重なってしまう。
メンタルが弱く、優しい人ほど、
他人にNoを言うことができない。
これは、自分でわかっていてもだ。
自分が引き受けなかったら、あの人の仕事が終わらないなど、
自分ではなく他人の状況を気にしだしてしまうのだ。
Noを言ってしまえば、仕事が増えない代わりに、
周りからの視線や感情による恐怖が待っていると。
その選択をしてみないと結果はわからないが、
怖れていた事態が実現するのが怖いのである。
結果として、自分を大事にせず頑張り続けて、
心身を病んでしまうこともある。
関わっている人が、完璧主義だと
特に周りを気にして動けない人が、
関わらないほうがいい人は、完璧主義の人である。
これは、相手が完璧を自分に押し付けてくるが、
自分ではNoということが難しい。
その結果、やらなければならないことだらけになっているのである。
優先事項は、「やることを断る事」ではなく、
「怒られない」、「人間関係が悪化しない」ことである。
だから、メンタルが弱く優しい人ほど、
頑張ってしまうのだ。
断ることが難しいのならば、関わる人を少しでもいいから、
変えてみるだけで心が楽になるかもしれない。
他人が悪いのではなく、自分が悪いと考えてしまう
何かのきっかけで、問題が起きたとしよう。
その結果、誰に問題があったかと考える場合、
まず自分が悪いと考えてしまうのだ。
これは、結論として自分が原因でなかったとしても、
自分がもう少しこうしていればと考えてしまうのだ。
他人は悪くない。自分に原因があるのだと。
その結果、自分が関わったことで問題が起きると、
自分のせいだと想いがちになってしまう。
うまくいかないのは、自分のせいであるという考えが
できてしまうのである。
原因を考えてみて、他人が大半を占めているのなら、
少しだけでいいから他人のせいにしてみるといい。
周りを気にしないためには?
他人を怖れるほど、委縮してしまうことがあるだろう。
しかし、これがずっと続くと、
本当にやりたいこともできなくなってしまう。
周りを少しでも気にしない方法を、実践してみてほしい。
- 他人は思っている以上に、自分を見ていないと思う
- 自分の言動や行動は、そこまで気にしていない
- あまり周りを気にしなくて済む環境に、身を置いてみる
- とことん小さく言動や行動を始めてみる
- 自分にはまだ成長できるチャンスがあると思って、
小さく取り組んでみる - 直接Noを言わずに、遠回りにNoを言ってみる
- やらない理由を自分ではなく、別の他人のせいにしてみる
怖れていては、いつまでも変わりはしないが、
怖くて行動できないのは普通なことである。
もし、それでも変わりたいと願うのなら、
とことん小さく変えてみるといい。
変えることで、意外とあっけないと思うかもしれないから。
まとめ
- 自分が人間関係を壊すきっかけになってしまわないか、
不安なだけである - Noを言うことができないと、都合のいい人になってしまい、
心身を病んでしまう - 特に、完璧主義の人からは離れた方がいい
- 他人が悪いのではなく、自分が悪いと考えてしまう
- とことん小さくして、自分の言動や行動を変えてみる
Noということができれば、こうも苦しむことはなかっただろう。
しかし、人間関係によってはNoということが難しい。
辛いことなのはわかっているが、その状態から変わるために、
少しづつでいいから自分を変えていってほしい。
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