解決案が欲しいのではない。ただ、聞いて欲しい

私たちは、誰かと会話をする。

その時に、話の内容からアドバイスをしたら
嫌がられたことはないだろうか?

なぜなのであろうか?

日々ストレスが溜まっている

長時間会話をしてしまうということがあるだろう。

しかし、これはなぜと考えたことはあるだろうか?

話が盛り上がったからということもあるだろう。

ただ、普段抱えている想いを言う機会が貴重なため、
長時間会話をしてしまうことだろう。

私たちは適度にストレスを解消することができず、
親しい間柄の人にその想いを聞いてもらっているのだ。

これは、問題を解決をしたいと思っているのではなく、
共感をしてもらいたいだけである。

誰かに言う機会がないため、
ストレスが多く溜まっているということだ。

その問題を解決することは望んでいない

正確に言うのであれば、
その問題を解決できないと思っているのだ。

問題が解決できるのであれば、
知人に相談することは少ないだろう。

しかし、問題が解決することを諦めていると、
相談ではなく愚痴になるのだ。

日々の笑い話に代わり、
話すことでストレスを解消しようとしているのだ。

解決案を聞いても、行動を起こさない

愚痴のような話を聞いたとき、
解決案を提示されることがあるだろう。

これは相手のことを思って提示していても、
本人はその問題を諦めているのだ。

そのため、問題に再度向き合いとは思っておらず、
むしろ問題から逃げたいのである。

だから、解決案を提示されると嫌がられるのである。

その問題は問題ではなく、不変の事実だと思っているのだ。

変わらない結果なのであれば、
諦めてしまった方がいいと。

会話の内容を問題に捉えられたくない

本人が笑い話として、相手に話を振ったときに、
それを問題と捉えられることがある。

自分と相手が問題ではなく、笑い話として話すことで、
楽しい会話をしたいと思っている。

相手がそれを問題と捉えた場合、
一方が笑い話で話し、相手が深刻そうな対応を取ってしまうのだ。

つまり、楽しく会話をしたいだけなのに、
あまり楽しくない会話になってしまうのだ。

根本的に言うのであれば、相手はしっかり話を聞かずに、
聞き流していてもいいのだ。

話す本人にとって重要なのは、
聞いてくれていると思っていることだ。

話す本人が何を話したいのかを、
理解する必要がある。

まとめ

  • 諦めた内容をただ、聞いて欲しいのである
  • 諦めていることに対しては、解決案を提示しなくてよい
  • 話の内容を困りごとと捉えられると、
    それが本当に困りごとになってしまう。
  • 話す本人が何を望んでいるのかを考えるとよい
  • 話す本人が問題と捉えていないと、解決案を提示されても、
    実際には行動に移さない

人は諦めた問題に関しては、笑い話にしたがる。

問題を問題と捉えていいのかを、相手の状況などを踏まえて、
「聞いて欲しい」のか「解決したい」かを判断しよう。

ただストレスが溜まっていて、それを話したいだけかもしれないから。

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