相手を許そう。感情的になると、エネルギーを多く使うから

誰かに感情的になったことはあるだろうか。

感情的になると、自分や相手も疲弊してしまう。

気持ちを伝えることは必要だが、相手を許すということも必要だ。

その感情は何なのか

私たちは喜怒哀楽がある。

その感情によって、どういった気持ちであるのかを表現し、
伝えているのだ。

感情には強弱があり、10分くらいで冷めるものや、
1週間くらい引きづるものもある。

その感情は何が引き金で、感情が出ているのかを、
認識してみよう。

自分の感情は、何によって引き出されているのか?

それを認識することで、感情からの支配を抑えられるだろう。

エネルギーには限りがある

普段から認識しているという人は少ないだろうが、
私たちはエネルギーを使って生きている。

そのエネルギーを回復させるために、食事や睡眠などをとる。

エネルギーを元に、日々生活しているのだ。

エネルギー量は限りがあり、使えば使うほど減っていくのだ。

私たちが感情を表現するときにも、エネルギーが消費される。

負の感情ほどエネルギー量が多く、
私たちを疲れさせてしまう。

これは、自分から出た感情と他人から浴びる感情の
両方である。

怒ることのデメリット

エネルギーを多く使うものの1つとして、
怒ることである。

例えば、対面で怒られたとしよう。

その場合、下記のようなデメリットがある。

<相手>

  • 自分の思いを相手に、ぶつけている
  • エネルギーを多く消費する
  • 相手を拘束する

<自分>

  • 自分が悪いという気持ちにさせられる
  • 怒られて、疲弊してしまう
  • 時間を拘束される

上記のように、怒るだけで自分と相手の時間が減り、
多くのエネルギーを消費してしまうのだ。

例えば、感情の表現方法としてこれが、
怒るではなく注意になるといいだろう。

表現方法が変わるだけで、上記に示すような
デメリットが低減されるのだ。

怒るということは、相手を想って怒ることもあるだろう。

しかし、それで時間やエネルギーを使ってしまってはもったいない。

感情をそのまま表すのではなく、
伝えるということを意識するとよいだろう。

下記のように、「表す」と「伝える」では
意味合いが異なるのだから。

  • 表す:自分の感情を、一方的に表現する
  • 伝える:自分の感情を、相手に伝わるようにする

相手が原因の感情は許そう

感情は大きく分けて2つある。

自分から出てくるものと、他人が原因なものだ。

この感情の出どころは、大きく異なるのだ。

  • 自分が原因の感情:制御できる
  • 他人が原因の感情:制御が難しい

上記のように、自分は変えることはできるが、
他人は自分でない。

自分の考え通りに、他人を制御できるとは
思わないほうがいいだろう。

他人を制御できると思ってしまうと、
常に感情をむき出して、疲れてしまう。

感情をむき出しにすればする程、
他人から嫌がられてしまう。

相手が原因なものは、その変わらない事実を受け止めて、
相手を許そう。

自分の感情を表しても、事実は変わることはないだろう。

感情を強く表そうとしていたら、そう思う自分を許そう。

その事実が認識できたことが、進歩なのだから。

まとめ

  • その感情は何が引き金で、起きているのかを1度認識してみよう
  • エネルギー量には限りがあり、負の感情はエネルギーを
    多く消耗してしまう
  • 怒るということは、対等な関係性ではない。
    伝えるということが、対等な関係性である
  • 起きた事実は変わることはない。変わらない事実より、
    これから変えられることに目を向けよう

私たちは、感情に支配されてしまう生き物である。

しかし、それは気を使うだけで自制することも可能である。

エネルギーは限りがあるから、そんなところで使っていいのかと思い、
相手を許していこう。

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